8 月の終わり。 一月という時間は短いもので、しかしその間に得られるであろうものはどれ程になるだろうか。 その間に何を得たかが、どれ程の影響力を持つだろうか。 その間に失ったものが、どれ程のものになるだろうか。 私はこの一月で、何かを得られただ…

徒(いたずら)に過ごした時間も、その間にできたであろうことも、失って、戻ってくることはない。

何かを為さなければいけないと焦燥感に駆られ、何もせず、何も得ず。 したいこと、するべきこと、様々なことにやる気が湧いてこない。

後先考えず目の前の問題ばかり見て。 負担を後回しにしてその場をしのいでも、何にもならない。 目先の利益を掴むために無茶をして負担を増やして。 所詮そんな程度の人間だ。

結果がほぼ決定されその知らせが届くのみとなって、何かするわけでもなく、時間を浪費していくだけ。

どうにもならない失態を自覚しながら申し訳程度の足掻きだけをして、自分を誤魔化して、諦めて。 ひたすら負担から逃れようとして。 自分にウンザリする。

結局どうでも良いのだろうか。 自分の事のはずなのに。 理由をつけて負担を後回し後回しにして。 結局負担が増えるか、見捨てられるかするだけ。

勝手な思い上がりは良くないだろうと日々思っているのだが、いざ実際に自分の未熟さを再認識させられると、どうにも自分に落胆してしまう。 心の何処かでそれなりの自信があったのだろうか。 それは打ち破られるだろうと予想だけして、その場面に出くわすと…

何がいけなくて、こうも行動ができないのか？ やり始めなければやる気も出ないのだからとその最初の行動をしようとも思うが、それに手が出ない。 そこさえなんとかすれば良いとそう思っても、その一歩が踏み出せないでいる。

繰り返し時間を浪費して、その事に改めて気付けばひどく疲れてしまう。 理想的なようで理想的でない、中途半端な生活をして、中途半端な罪悪感に苛まれる。 そしてその先では、中途半端な結果しか生めないのだろう。

追加で用意された猶予すら浪費して、気付けば期限が目と鼻の先にある。 これも何度もやったことだ。 結局無駄にするか、何故か足掻きを見せてしまうかのどちらかなわけだが、どちらに転ぶかは分からない。 分からないからこそ不安が募り、その時が来ることを…

今日という時間は何も生まず、ただ後悔を積み重ねるだけ。 後悔は他人に見えるわけではない。 感情を表現できるのその人自身しかおらず、他人は表現されたものを解釈するしかない。 本人の感情をそのまま感知することはできない。 もしこの感情を他人に伝え…

直前に何もしないということをまた繰り返している。 何度同じ過ちを繰り返すのか。 また失敗をして、また悔やんでしまうのだろう。 同じことを繰り返して、同じ結果になって、私は満足か？ 予測できない自体になることを楽しみにしてはいないか？ もしそうな…

逃げ続けることしかせず、一向に問題が解決しない。 感情というものはそれ程までに大事な理由なのか？ 他人に何と言われようと逃げ続けるその頑固さには、自分で呆れてしまう。

自堕落な生活をして、すべきことをせぬまま。 その瞬間は、現実から目を背けて楽であろう。 しかしそれは長すぎた。 背け続けるわけには行かないはずなのだ。 そうするべきではない。 何も変わらぬ一日が、また来てしまう。

逃げ続けてもやってくるものは変わらず、何も成せぬまま終わってしまう。 何も立ち向かう準備をしなかったのならば、当然の結果だ。 その当然の結果に落胆し、愚かな自分を憎み、過去の行動を悔やみ。 後悔しか生み出さない。 私に、他に何か生み出せるもの…

何かを得たような実感もなく、自分が何を身に着けているのかも分からぬまま、迫りくる試練をただ呆然と待つだけ。 それのために何かをするわけでもない。 ただ向こうからやってくるのを待つだけ。 待っている間に出来たこともあるだろうに。

他人から気にかけられることがどれほど有り難いことか。 それを拒絶するような私が、どれほど愚かであるのか。 今日という日もまた、時間ばかり過ぎてしまった。 すべき事は幾つもあるというのに。

こんな愚かな私に手を差し伸べてくれる人がいるというのに、私は逃げ続けるばかりで、立ち向かおうとしない。 時間を無駄にしている。

準備不足が不幸な結果を生んだばかりであったのに、またしても失敗を繰り返す。 もうどうしようもないのか？ ただただ怠慢な愚かな人間のままでいるのか？ 逃げれば負の感情に襲われるばかり。 逃げるべきではない。 逃げるべきではないが、それでも、目の前…

結局いつまでも、嫌なことから逃げ出す理由を探しているだけ。 何かを嫌だと思うところまでは恐らく誰でもするが、そこで逃げ出そうとして、理由が見つかれば飛びついて、逃げ出さないための枷を放り出して、無駄にして。 口だけは、自分はこれが駄目なのだ…

結局何もしないまま時間ばかり過ぎていく。

直前まで何もせず焦燥感だけが強まり、直前になると途端にやる気が失せる。 そして何もしなかったことを悔やみながら、迫りくるものをただただ待つだけになる。

すべきことを後回し後回しにして。 後になって悔やむのは自分なのに。

ワクチン接種二回目。 腕がだるい。 相変わらず、すべきことをしなければと思うばかりで何も手を付けていない。 こういったとき私は「手を付けられなかった」という表現を使うことを避けている。 まるで自分のせいではないかのように聞こえる可能性が多分に…

目の前の責務から逃れようと、殻に閉じこもって、その事柄から目を逸して。 他人(ひと)は私に「頑張っている」などと言うが、私が何かのために奮闘したことがさほどあっただろうか？ あったとして興味のある分野に関してだけで、その他多くについて私が出来…

自分自身に動け動けと言い聞かせて、そうしなくてはという思いが募っていく。 しかし言い聞かせても私は動こうとせず、ただただその場に鎮座して流れに身を任せるばかり。 このままでは何も変えられない。 完全に楽観視して過ごすという事もできただろうが、…

逃げ続け消費し続け時間だけ過ぎて、目についた不快な事にケチをつけながら当の本人は落ちこぼれていく。 これが私の望んだ生き方か？

目の前の利益のため、目の前の問題に目を向ける必要がある。 そう思うと、些か気力というものが湧く。 私は長い目ではものを考えられないのかもしれない。

結局私は今、何がしたいのだろう。 はっきりとは分からぬまま、ただ目の間に置かれた物の中で嫌だと思うものを避け、他のものに手を出す。それを避けることで自分に不都合であることが分かっていて、だ。 そして手遅れになるかもしれないと思い始めてやっと…